建物外周部の開口部(窓や換気口)は遮音性能のボトルネックになりやすい。特に換気口は空気の流入出のために孔を開けておくことが本来の目的であり,騒音防止の基本である孔を塞ぐことと相反する。本研究は,アクティブ騒音制御技術を応用して,通風を損なうことなく外部からの騒音の侵入を防ぐことができる換気口を開発することを目的とする。
この研究では,音響信号のデジタル処理手法の開発や音響模型実験が中心となる。
Keywords:アクティブノイズコントロール, デジタル信号処理, 音響模型実験
当研究室は,F社との共同研究により,ポリエステル不織布吸音材(PW)とその端材を利用したリサイクル吸音材(RPW)を開発した。PW,RPWは優れた吸音性能を有している。本研究は,PW,RPWの吸音特性を詳細に解析し,より高性能な建築用吸音構造を開発することを目的とする。
この研究では,PWの吸音特性の理論解析と吸音率測定が中心となる。
Keywords:吸音材料, リサイクル, ポリエステル不織布
沿道の騒音対策を検討するためには,沿道に立地する建物群による道路交通騒音減衰量の予測が必要である。当研究室では,これまでに平面道路の場合の予測法F2006とそれを盛土道路に拡張した予測法F2006+を提案してきた。本研究は,それらを曲線道路に拡張することを目的とする。
Keywords:騒音予測, 騒音の伝搬, 音響模型実験, コンピュータ・シミュレーション
本研究は,国や地方自治体等が行う環境騒音低減のための施策を支援する環境騒音GISシステムの構築を目的とする。そのために,都市域における騒音の予測・評価・対策について検討・支援するための必要要件を調査・整理し,それをGIS上で実現するためのシステム構築を行う。
この研究では,GISシステムの仕様の整備とGISを用いた騒音予測シミュレーションが中心となる。
Keywords:騒音対策, GIS, コンピュータ・シミュレーション
コンサートホール客席の音響設計法は概ね確立されているが,ステージの音響設計法はない。ステージでは,楽器演奏者や声楽家が,他の演奏者や声楽家の出す音を聞きながら,それに合わせて自ら発生する音をコントロールできる音場が必要とされる。本研究では,演奏者の立場からみたステージ音響のあり方に関する基礎的知見を得ることを目的とする。
この研究では,実験室内のステージ模擬音場を用いた楽器演奏者による被験者実験が中心となる。
Keywords:ステージ音響, 音響心理実験