2011年度の研究テーマ

  1. 沿道に立地する建物群による道路交通騒音減衰量の予測法

    沿道の騒音対策を検討するためには,沿道に立地する建物群による道路交通騒音減衰量の予測が必要である。当研究室では,これまでに平面および盛土の直線道路に対する予測法F2006,F2006+を提案してきた。これらは,わが国の道路交通騒音予測計算法のスタンダードになっているASJ RTN-Model 2008にも採用されている。本研究は,曲線道路にも適用可能な予測法を提示することを目的とする。
    この研究では,音響模型実験やコンピュータ・シミュレーションが中心となる。
    Keywords:騒音予測, 建物背後, 音響模型実験, コンピュータ・シミュレーション

  2. ポリエステル不織布とそのリサイクル材を用いた建築用吸音構造の開発

    当研究室は,F社との共同研究によりポリエステル不織布とその端材をリサイクルした新しい吸音材料(PW,RPW)を開発した。本研究では,このPW,RPWを用いた実用的な吸音構造を開発することを目的とする。
    この研究では,PW,RPWの吸音特性の理論解析と吸音率測定が中心となる。
    Keywords:吸音材料, リサイクル, ポリエステル不織布

  3. 住宅の居住環境性能に関する建築環境工学的考察

    建築環境工学は,今日,温暖化ガス削減や省エネなどのグローバルな環境の側面だけが重要視され,快適性などの基本的居住環境性能が軽視されているように懸念される。本研究は,建築環境工学の原点に帰って,基本的な居住環境性能のあり方を再構築することを目的とする。具体的には,住宅を対象に,日照,照明,日射,室内温湿度,遮音性,音声伝送特性,エネルギー消費量,太陽光発電などによるエネルギー発生量,建築設備などを実測調査し,快適性との関連を分析することによって住宅の居住環境性能のあり方について考察する。
    この研究では,住宅に関する環境性能実測調査と環境シミュレーションが中心となる。
    Keywords:住宅の居住環境, 環境性能実測, 環境シミュレーション

  4. アジア発展途上国の自動車騒音対策に関する研究

    急激な経済発展を続けているアジア諸国の大都市では自動車騒音が社会問題になりつつあり,生活環境保全のための騒音対策が重要課題となっている。本研究は,インドネシア国Makassar市をケーススタディとして取り上げ,Makassarの自動車騒音を調査して自動車騒音対策の基礎データを取得しながら,経済発展途上にある大都市の自動車騒音対策に関する指針を提示することを目的とする。
    この研究では,Makassar市の自動車騒音調査と環境騒音GISを用いた騒音推計が中心となる。
    Keywords:環境騒音, インドネシア国マカサール市, 騒音調査, 環境GIS


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